まず、コロナウイルスの影響を受けて、身体的、精神的、経済的などさまざまな点でつらい思いをされている方々にこころよりお見舞い申し上げます。  すべてのひとにとって、このコロナ禍の状況は、長期化し「日常」となりつつあると言っても、常にどこか緊張しているような、しんどい状況だと思います。...
今回は、ひとの発達において何度か訪れる「こころの危機」のうち、特に現代女性に起こりやすい危機についてお話したいと思います。
07日 7月 2019
 学校や職場、災害時の際など心理的な援助の認知度は高まってきているとは思いますが、「こころの病気、障害」についての偏見はまだまだ根強くて、精神科や心療内科に行くことは敷居が高いように思います。...
 カウンセリングの基本的なテクニックとして、クライエントの使っている言葉を代えずにそのまま返すという方法があります。しかし、クライエント側からするとまるでカウンセラーは何も考えすにただ言葉を繰り返しているだけで、まるでオウム返しをされていて、話を聞いてもらえていないと感じることがあります。これは、本来はカウンセラーが話をきいて、カウンセラーの言葉に代えてしまうとそれはクライエントの言いたいこととズレてしまうという考えから来ています。  わかりやすく言うと、「母に『おまえは何をしてもダメね』と言われて、ふつふつと怒りが湧いてきたんです」とクライエントが語ったのを、カウンセラーが「お母さんに対して腹が立ったんですね」と要約して返すと、クライエントが語った、怒りが静かにしかし次々と湧いてくる感じが受け取られずに置き去りになってしまうということです。
 何らかの問題を抱えているけれども、カウンセリングなどには行きたがらない方は結構いらっしゃいます。カウンセリングに連れて来たいが本人が来たがらないので…ということでまずは家族が相談に来られる場合もあります。家族は自分がカウンセリングを受けてもあまり意味がないと思っていますが、結論から言うと、意味があります。
27日 2月 2019
 カウンセリングには、期限というものはありません。私が働いていたときも、よくクライエントから「どれくらいで良くなりますか?」と尋ねられました。尋ねられた時は、「カウンセリングはすぐに効果が出る方法ではありません。一概には言えませんが、だいたい6ヶ月くらい続けてみて、変わってきたかな?と思える感じです。」と答えていました。そうすると「そうなんですか」と納得する方、「そんなにかかるんですか!」と驚かれる方、さまざまでした。多くの方はしんどさを早くなんとかしたくて来られている方がほとんどなので、早く直したいと希望される人は多かったです。しかし、カウンセリングは「話せば、しんどさが消えてなくなる魔法」ではなく、実際は自分でも気づいていなかった部分に気づいていく作業なので、時間がかかる場合が多いのです。
18日 2月 2019
カウンセリングは受けてみたい、でも調べてみると、カウンセリングのほとんどは保険診療外で、料金の高さに二の足を踏んでしまうということが多いのではないでしょうか?都会だと1回1万円をこえるところすらあります。どうしてここまでカウンセリング料金は高いのでしょうか。